潜伏期間が短い!?鹿児島にもオミクロン株がきてしまいました

だいぶ遅くなりましたが、2022年明けましておめでとうございます。
はやかわ循環器科内科クリニック院長の早川裕です。

鹿児島にもオミクロン変異株が流行してしまいました…。
今回は年末に帰省された方から蔓延したのではないかと言われています。
しかし、年末までの状況を考えると、誰も責めることはできないとしきりに考えてしまうここ数日です。

今回のオミクロン変異株、これまでのデルタ変異株と比べると流行の立ち上がりが早い気がします。
感染力が高まっているのではないか?とのお話もありますが、おそらくは潜伏期間の短期化も大きな誘因なのではないか?と予想しています。

今回のオミクロン変異株は潜伏期間が短くなっていると言われます。
当院での発症患者さまの様子を参考にしても、第5波(デルタ変異株)の際には恐らく5日程度の潜伏期間であったと予想され、公式な発表と相違ありません。

オミクロン変異株はまだ鹿児島市での発症は少なく、分かっていないことも多いですが、恐らくは3日程度の潜伏期間と予想されます。

症状については、これまで同様にインフルエンザのような症状で来院されています。
疲労・倦怠感に加え体幹痛、関節痛の訴えは多いですが、頭痛とのどの痛みは現在のところ必発です。
「のどがイガイガして痛みが出てきた。頭が痛くてだるい。」と言われていることがほとんどです。
発熱はそれほど目立ちません。
中には39度台とのお話も聞きますが、今のところ当院では発熱は認めないか、あっても38度台までのことが目立ちます。

このほかに「鼻水が止まらない」という患者さまもいらっしゃいます。
花粉症やアレルギー性鼻炎のかたは初期症状と似ているために注意が必要です。
加えて、いびきの方ものどの症状が出やすいので、慎重な対応をしてほしいと思います。

何せまだ鹿児島市での蔓延は起こっていないため経験が浅い状態です。
今後の経過に注意してみていきたいと思います。

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