4月に気をつけたい健康の話ー4月のドキドキ、それは「期待」?それとも「心臓」?ー

皆さん、こんにちは。
はやかわ循環器内科クリニック院長の早川です。

鹿児島市でも甲突川沿いの桜が美しい季節となりましたね。進学や就職、転勤など、ご自身やご家族が新しい環境でスタートを切られた方も多いのではないでしょうか。

この時期、当院の外来でよく耳にするのが「急に心臓がドキドキする」「胸がソワソワして落ち着かない」というご相談です。「慣れない環境のせいかな?」と我慢してしまいがちですが、実は心臓からの大切なサインかもしれません。

1. なぜ「環境の変化」でドキドキするのか?

私たちの心臓は、自律神経によってそのリズムを調整されています 。 新しい環境での緊張や、寒暖差の激しい春の気候は、自律神経のうち「交感神経」を優位にします。すると心臓は、車がアクセルを踏んだ時のように拍動を速め、血圧を上昇させようとします。

これが、多くの人が感じる「ドキドキ(動悸)」や「血圧の上昇」の正体です。医療広告を行う者は、患者さまがこうした体の仕組みを適切に理解できるよう、客観的で正確な情報を伝える責務があります 。

2. 注意すべき「不整脈」のサイン

多くの場合は一時的なものですが、中には循環器専門医による診断が必要なケースもあります。

以下のような症状がある場合は、早めにご相談ください。

  • 脈がバラバラに飛ぶ、あるいは極端に速くなる感じがする
  • 動悸とともに、めまいや立ちくらみが起こる
  • 胸が締め付けられるような違和感がある

「気のせい」で済ませず、まずは心電図検査などで心臓のリズムをチェックすることが大切です。

3. 家庭でできる「春のセルフケア」

春の心臓への負担を和らげるために、まずは「決まった時間の血圧測定」を習慣にしましょう 。 家庭での血圧記録は、私たち医師が皆さまの健康状態を判断する非常に重要な手がかりになります 。

また、深い呼吸を意識するだけでも、高ぶった交感神経を落ち着かせる効果が期待できます。夜はぬるめのお湯に浸かり、鹿児島の豊かな温泉文化を楽しむのも、心臓を休める良い方法かもしれません。

大病院で数多くの重症例を診てきた経験から申し上げられるのは、「早期発見・早期対応に勝る治療はない」ということです。

「こんな些細なことで受診してもいいのかな?」と遠慮する必要はありません。地域の皆さまが安心して新生活を送れるよう、私たちは「街のドクター」として皆さまの心臓をサポートいたします。

お気軽にご相談ください。

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