みなさんこんにちは、はやかわ循環器内科クリニック院長の早川です。
3月に入り、鹿児島市内のあちらこちらで春の訪れを感じるようになりましたね。しかし、この時期の鹿児島市民にとって、手放しで喜べないのが「花粉」の飛散です。特に2026年の今年は、例年以上に注意が必要な傾向が見受けられます。季節の変わり目なので、薩摩・大隅地方どちらに飛んでくるかも気になるところです。
「循環器内科で花粉症?」と思われるかもしれませんが、実は花粉症の症状やその対策は、私たちの「血管」や「心臓」とも深く関わっているのです。今日は、鹿児島ならではの視点を交えて、今年の花粉症対策についてお話しします。
1. 2026年、鹿児島の花粉は「灰」との混合に注意
今年の鹿児島は、スギ花粉の飛散が例年よりやや早めに推移しています。ここで注意したいのが、鹿児島特有の「桜島の火山灰」との関係です。火山灰の微細な粒子が花粉に付着すると、花粉の殻が壊れやすくなり、アレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)がより飛散しやすくなるという指摘もあります。灰が降っている日は、花粉症の症状も悪化しやすいと考え、外出時のマスクやメガネの着用をより徹底してください。
2. 花粉症によるストレスが「血管」を収縮させる
鼻詰まりで呼吸が苦しくなったり、夜ぐっすり眠れなかったりすると、私たちの体は大きなストレスを感じます。このとき、自律神経の交感神経が過度に働き、血管が収縮して血圧が上昇しやすくなります。「たかが花粉症」と放置することが、血圧が不安定な方や心臓に持病がある方にとっては、思わぬ負担増につながるのです。
3. アレルギー薬と「心臓」の付き合い方
市販の花粉症薬(抗ヒスタミン薬など)の中には、稀に心拍数に影響を与えたり、動悸を感じさせたりするものがあります。また、血管収縮剤が含まれる点鼻薬を頻繁に使用しすぎると、全身の血圧に影響を及ぼす可能性も否定できません。すでに高血圧の薬や不整脈の薬を服用している方は、飲み合わせに注意が必要です。自己判断で市販薬を併用せず、まずは主治医に相談しましょう。
4. 鹿児島で快適に春を過ごすためのセルフケア
- 帰宅後の「即シャワー」: 火山灰と花粉をセットで家の中に持ち込まないことが鉄則です。
- 室内干しの徹底: 洗濯物を外に干すと、花粉だけでなく灰も付着します。この時期は室内干し、あるいは乾燥機を賢く利用しましょう。
- 適度な加湿: 空気が乾燥すると鼻の粘膜が敏感になります。湿度は50〜60%を保つのが理想的です。
当院では、心臓の持病や高血圧をお持ちの方でも安心して花粉症治療を受けられるよう、お一人おひとりの体調に合わせたアドバイスを行っています。春の体調変化で少しでも不安を感じたら、無理をせずご相談ください。











