みなさんこんにちは、はやかわ循環器内科クリニック院長の早川です。
2026年も3月に入り、鹿児島市内のあちらこちらで引越し作業のトラックを見かけるようになりました。進学や就職、転勤など、新しい門出に胸を躍らせている方も多いことでしょう。はやかわクリニックの近くには甲東中学校や鹿児島中央高校もあり、卒業式などで浮き足立つ学生さん、近くの公園で仲間と過ごす若いみなさんを見かけることも増えています。
しかし、引越しの荷造りに追われて、ついつい後回しになりがちなのが「健康の引き継ぎ」です。特に心臓や血圧などの持病がある方にとって、慣れ親しんだ「かかりつけ医」を離れるのは不安なもの。今回は、新しい土地でスムーズに医療を継続するためのポイントを、循環器内科医の視点から詳しくお伝えします。
1. 「紹介状(診療情報提供書)」は健康の地図です
一番大切なのは、現在通っている病院の先生に「紹介状(診療情報提供書)」を書いてもらうことです 。これは単なる挨拶文ではなく、これまでの検査結果、診断名、現在のお薬の内容などが正確に記された「あなたの健康の地図」です 。
- なぜ必要なのか: 新しい医師がゼロから検査をやり直す手間を省き、これまでの治療の経緯を正しく把握できるためです 。
- いつ頼むべきか: 引越しの1ヶ月〜2週間前までには伝えておくと、スムーズに発行してもらえます。
2. 新しい土地での「クリニック選び」のコツ
鹿児島のような新しい土地に来た際、どうやって病院を選べばよいでしょうか。今はインターネットで多くの情報を得ることができます 。
- ウェブサイトで「客観的な情報」をチェック: 医師の氏名や経歴(略歴)のほか、SNSでも情報発信をされている場合もあります 。また、どのような施設設備(MRIやCTなど)があるかも確認のポイントです 。ネットにあまり強くないというクリニック・ドクターも少なくありませんので、ネットにない情報もあることも忘れずに、
- 診療日と時間の確認: 働きながら通う方は、土曜診療や予約の有無を確認しておくと安心です 。自分のライフスタイルに合った病院・クリニックを見つけましょう。
- 新たな仲間の「口コミ」に耳を傾けてみる:ネットの情報は口コミだけでなく、新しい場所の身近な人に「風邪をひいた場合はどの病院に行くの?」とか、「この地域で人気・有名な病院はありますか?」など聞いてみることもおすすめです。自分の健康状態を知られたくないこともあるかもしれませんが、聞ける環境にある場合は地域の声を聞いてみるのもいいかもしれません。
3. 「お薬手帳」は最強のバックアップ
もし急な引越しで紹介状が間に合わなかったとしても、「お薬手帳」だけは必ず持っておいてください。
- 正確な情報伝達: 飲んでいる薬の名前が分かるだけで、医師はあなたの病状をかなり推測できます 。
- 副作用の防止: 重複処方や、相性の悪い薬の処方を防ぐことができます。
4. 「具合が悪くなる前」に見つける
多くの方は、体調が悪くなってから慌てて病院を探します。しかし、持病がある方は特に、「元気なうちに一度受診してみる」ことをお勧めします。
紹介状を持って「新しくこちらに越してきました」と挨拶がてら受診しておけば、いざという時の安心感が違います。私たち町のドクターも、あなたの健康の歴史を早めに知っておきたいと考えているものです。
これから鹿児島へお越しの皆様も、新しい土地で不安も多いかと思いますが皆様の健康を支えるドクターに出会えることをお祈りしています。引越しに伴う健康不安や、血圧・心臓の管理でお困りの際は、お気軽に当院のドアを叩いてください 。新しい生活が、健康で素晴らしいものになるようサポートいたします。











